前回記事でも紹介したとおり、設計打ち合わせが始まりますが、うちは建築士として設計を仕事にしていたので、ボリューム検討や間取りの検討など、こちら(施主)の要望が聞き入れられて、細かい部分を設計者と調整するような流れでした
そのため、トントンと打ち合わせが進み、全部で5回の打ち合わせで終了

早いとは思いますが、積水ハウスなど大手ハウスメーカーでもだいたい同じような感じだそうです
最後には、打合せを重ね完成した間取りを公開しますよ
一条工務店の性能を活かす
ハウスメーカーを一条工務店に決めた理由はその性能の良さ
高気密・高断熱というやつですね
以前の記事で、一条工務店を選んだ理由を書いていますが、日本の歴史的に高気密高断熱の家はあまり作ってこなかったので、この分野では海外にかなり遅れを取っているのが日本の住宅事情です

時代が変わり、今の日本には高気密高断熱住宅が合っていると思いますので、その分野に強く、パイオニア的なハウスメーカーである一条工務店に決めました
そのため、高気密高断熱など一条工務店の良さを最大限活かしましょう
高気密高断熱を活かす
一条工務店の代名詞でもある高気密高断熱
断熱材をふんだんに使った壁は断熱性と気密性がばっちりです
窓もトリプルガラスの樹脂サッシで熱を伝えにくい構造
※窓の断熱性「三協アルミ」、UA値が低いほど断熱性が高い=熱を伝えにくい
この辺は、他社でお願いするとオプションとなることが多いですね
とはいえ、やはり窓や玄関と言った開口部は壁に比べると熱伝導率が高い(熱を伝えやすい)です
窓は最低限にしましょう
我が家の場合、一階のLDKには掃き出し窓が一つと、階段の上り口に腰窓が一つです
※我が家のLDK間取り、窓は3つ? リビングで考えるとほぼ2つのみ
都市部の戸建住宅の場合、よほど立地が良く無いとそれほど陽当たりは良くありません
我が家の場合も、隣家との距離が近く、少し離れたところに大きなマンションなどもあり、陽当たりは良好ではないので、それならいっそ窓は最小限にしました
解放感が欲しい場合、ピクチャーフレームやデジタルポスターなどを設置するといいですね

二階も、二つの子供部屋は小さな腰窓が二つずつ
従来なら、スライド式の大きめの窓が主流でしたが、我が家の場合はすべての窓がFIXか押し出し式です
※窓の種類「ハウジング重兵衛」 引き違い窓などは隙間が多く断熱性が低い
スライド式に比べると断熱性、気密性が大きく違いますからね
ただし、掃除はちょっと大変ですが・・・
隙間が無いので、細かいレールの掃除が無いのは逆にメリットと考えましょう
基本的には窓は最低限ですが、階段にはデザイン性と明るさを兼ねて大きめの3連窓を設けてしっかりと注文住宅らしくおしゃれにしています
可変性のある間取りを
一級建築士らしく、将来的な間取り変更も見込んで間取りを考えています
まず子供部屋は3.75畳を二つ並べて、新築時は間仕切り無しにしています
3.75畳の子ども部屋を二つ並べて、真ん中には将来間仕切り用の下地を入れてもらう
そのため、子供が小さいときは約8畳の大空間に布団を3枚以上並べて家族みんなで寝ることができます
実は一般的な整形の6畳の部屋だとシングル布団3枚を並べるのは結構キツイです
子供が一人の場合は、この8畳の空間を夫婦の主寝室に、主寝室として計画した5畳の部屋を子供部屋にできます
子供が二人になったの場合は、間仕切壁を作り、子供部屋は8畳を区切った部屋をそれぞれ使えます
※子ども部屋3畳のレイアウト例「有象無象の家建て人の日常」もちろん2段ベットでなくても納まります

※子ども部屋4畳からの例「有象無象の家建て人の日常」
主寝室や子供部屋は小さめにしている反面、共有スペースとしてセカンドリビングを2階に作りました
階段ホールを広く取りセカンドリビングとして(法律上は非居室)
子供が小さいうちは子供の遊び場になりますし、メインのリビングを使いずらいとき(夫婦どちらかが友人を連れてきたり、子供が友達とリビングで遊んでいるときなど)はのんびりくつろぐスペースにできます
在宅勤務が増えれば在宅スペースにしてもいいですし、多用途に使えるフリースペースはライフステージに合わせて家を変化させられるので活用しやすいです
小規模ながら1階にもフリースペースを設けており、今は子供の保育園グッズや大人の通勤グッズにしており、1階で平日の準備が整うので便利です
玄関ホール脇に多目的スペース、自在棚を設けて通園グッズや通勤道具をまとめておくと朝の準備がここで完結
将来的にはパソコンコーナーや子供の学校グッズ置き場などにも転用できる空間ですし、介護などが必要になった時にも活用できる空間です
環境負荷を考える
一条工務店は高気密高断熱が自慢ですが、これはロスガードや分厚い断熱材によるところが大きいです
もちろん、これらは必須ですが、ここに日本従来のパッシブデザインの考えを自分なりに組み込みました
パッシブデザインとは、風や日の光など自然の力を活用して快適に暮らすためのデザインです
例えば、熱い夏に葉が生い茂り日陰になり、寒い冬は葉が落ちて日差しが届く落葉樹を庭に植えるというのは、このパッシブデザインの考えです
対義語はアクティブデザインで、夏に熱いからハイパワーのエアコンを設置して快適にしましょう、というのはアクティブデザインの考えになります
一条工務店の分厚い断熱材やロスガードなどはアクティブデザインの考えですね
自分がまず考えたのは日射
日本の場合、夏は太陽が高く上がり冬は低い太陽高度についてはよく知られていますが、太陽が昇ったり沈んだりする位置も大きく異なります
季節による太陽光の角度の違い、これを考え窓の配置を決めていく
これらを配置図に落とし込み、夏に日が昇る位置には窓を設けず、冬に日が昇る位置には窓を設けるようなデザインにしました
当然、南側の軒の出は最大限にして、夏のお昼時、太陽が真上にあるような時間には軒が窓に当たる日差しを少しでも遮るように、冬の太陽が低いときは横から建物内部まで日差しが届くようにします
タープリングも南側の窓には設置しました
ただ、一条工務店の場合、軒の出が出せる限度などもあり、制限はあるようでしたが、それでも少しでも自然の力を生かした設計にしたつもりです
通風についても、断熱性と気密性を考えFIX窓を多く採用はしているのですが、窓を開けて空気を循環させやすい位置に開き窓を計画しています
まとめ
一条工務店の性能を生かすように建築士資格を持つ施主が自分で間取りを考えたプラン
いかがだったでしょうか
すでに住み始めていますが、大きな不満もなく快適さを実感しています


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