高尾に引っ越してそれなりに経過しました。
本当に高尾ライフが快適すぎて、もう今までの生活には戻れないくらい八王子、高尾が大好きになってしまいましたが、これから高尾に引っ越しを検討している人のために、高尾で田舎暮らしができるかどうか、について記事を書きたいと思います。
おそらく、この記事を見ている方は田舎暮らしに憧れているけれど、地方や離島と言った首都圏から離れるのに抵抗がある、または離れられない事情がある、だから都心へのアクセスも可能な高尾で田舎暮らしができないか、と考えている方だと思います。
そんな方へ少しでも参考になるような情報を載せていきます。
高尾の田舎暮らしっぽいところ
まずは田舎暮らしの定義から考えてみましょう。
田舎暮らしとは
みなさんの田舎暮らしのイメージってどんな暮らしでしょうか?
こちらの移住・交流推進機構が行った田舎暮らしに関するアンケートが参考になります。
移住したい理由
- 自然に囲まれて暮らせそう
- 安くて広い土地で暮らせそう
- 人が少ない場所で暮らせそう
- 子育ての上でいい自然環境が与えられそう
- 災害を避けられそう
移住先でやりたいこと
- ゆっくりのんびりと生活したい
- 静かにのんびり暮らしたい
- 豊かな自然を楽しみたい
- 自給自足の生活をしたい
移住先を選ぶときに大事にしたいこと
- 生活が維持できる収入
- 買い物や娯楽など日常生活で必要なサービス、施設がある
- 医療、福祉のサービスや施設がある
- 都市群へのアクセス
- 災害が少なく安全
- 土地や住宅を安く入手できる
主なところだとこんな感じのようですね。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
自然環境
移住したい理由のトップである「自然に囲まれた暮らし」
高尾では、これは満足できると思います。
豊かな自然と言っても、色々ありますが、高尾には多様な自然環境があります。
高尾山付近であれば、未だ手つかずのありのままの自然が残されています。
ただ、自然豊かと言っても、ちょっと本格的な山や雑木林だけじゃ困りますよね。
八王子市は東京都の自治体で公園面積第一位になるくらい公園も多いです。
大規模な都立公園も多く、しっかりと整備された公園とありのままの自然、どちらも楽しめるのが魅力です。
残念ながら海はありませんが、川はきれいで夏には浮き輪で川遊びしている人も大勢いますよ。
子育て環境
田舎暮らしを希望する人は、自然豊かな環境で子育てしたいと思う人も多いみたいですね。
高尾には交通公園もあり、遊びながら子供に交通ルールを学ばせることもできます。
高尾山の麓にある「高尾599ミュージアム」では、高尾山の動植物について学ぶこともでき、高尾山事態もロープウェーやケーブルカーが整備されているので小さな子供でも登ることができますので、小さいうちから自然について学ぶことができるでしょう。
保育園についても、八王子市は保育園に入園できる確率93.6%(保活のミカタ)となっており、東京の市町村では第2位です。
都内の入園できる確率の平均が77%なので、保育環境も良さそうです。
市内には高校も多く、偏差値の高い学校やスポーツの強豪校もあり、子供の選択肢も広がるでしょう。
大学のキャンパスが多いのも子供の将来を考えると意外とポイントです。
買い物・娯楽施設
八王子は何かと田舎と馬鹿にされがちですが、八王子の駅前は普通に都会です。
ショッピングや飲食に困ることは無いでしょう。
娯楽施設も豊富
高尾エリアについても、イーアス高尾というショッピングモールがオープンして買い物が便利になりました。
スーパーやドラッグストアも多く、ちょっとした日用品の買い物であれば徒歩圏内で十分できます。
八王子市のコンビニ数は都内でも16位(アパマンショップ調べ)で台東区や葛飾区よりも多いです。
面積が広いというのもありますが、高尾山の中にコンビニはありませんので、市街地にそれなりの数があることになります。
高尾にはボーリング場やカラオケもあり、買い物・娯楽施設は地方よりも充実しています。
医療・福祉サービス
こちらのスマイティのページによれば、八王子市の人口千人当たりの病床数は16床となっています。
東京都全体の平均が12床、全国平均が10床なので高い水準ですね。
八王子市には東京医科大学医療センターや東海大学医学部八王子病院などの大規模な病院も多いですし、診療所の数も各駅の付近や住宅街にあるように感じます。
同様に、介護施設カバー率も4.03%で、東京都平均の3.32%、全国平均の2.85%を上回っております。
高齢者率は都内では高い方ですが、これは都心部などの一部の地域以外は同じ問題を抱えていますし、大学が多いため、若者も多いです。
医療や福祉についても心配になるほどのことは無いでしょう。
都市部へのアクセス
田舎暮らしを始めるのは不安ですよね。
でも、利便性の高い都市部へのアクセスが良ければ、不安も和らぐのではないでしょうか?
高尾は、JR中央線で新宿駅や東京駅へ一本で行くことができます。
新宿までであれば40分程度なので、十分通勤圏内ですね。
さらに京王線でも新宿までつながっており、都市部への交通アクセスは良好です。
田舎暮らしに憧れるけど、都心にしかないようなお店やイベントに行きたい方や友人と会うのは都心部がいい人にもおすすめできます。
収入や生活の維持
都心部へのアクセスが良好であることから、今まで通り都心部で働きながらの田舎暮らしが可能です。
東京都心まで行って働くことを考えれば、仕事の選択肢も多く、田舎暮らしに伴って収入が落ちるようなこともないでしょう。
高尾の田舎暮らしっぽくないところ
高尾の魅力的なところばかりをお伝えしましたが、田舎暮らしのイメージとはちょっと違うかな、という部分もあります。
生活が変わらない
都心部へのアクセスの良さをお伝えしましたが、都心部へアクセスできてしまうがゆえに生活の変化は少ないです。
高尾駅は始発駅ですので、座れることが多いですが、都心部へ向かう電車は最終的には満員電車になります。
満員電車、スローライフとはかけ離れた言葉ですね。
仕事も友達と遊ぶのも都心へ行くことになるとあまり高尾の魅力を活かせていないかも。
せめて休日は高尾の魅力を満喫すると田舎暮らし感が出るかもしれません。
ただ、最近は在宅勤務も増えてきているのでテレワークなどで高尾で仕事をすると田舎暮らし感はもう少し出るかもしれません。
住宅や土地は意外と高い
田舎に移住すれば住宅や土地は安いと思っている人もいるかと思います。
高尾ももちろん都心に比べれば安いですが、それでも駅近のマンションは3000万円前後が多いですし、戸建て住宅もそれなりの立地なら3000万円以上します。
ただし、恩方や裏高尾など八王子市内でも郊外の方へ行くとかなり安くなりますし、芝生の広い庭が付いたりします。
それでも、お隣の山梨県などと比べると安くはないでしょう。
近隣との比較
私たちが高尾に引っ越す時に比較したのはあきる野市・日の出町と青梅市です。
あきる野・日の出は高尾から山を越えた先の街で、八王子よりはかなり小さな街です。
駅前でも大きなビルはほとんど無く、マンションも少ないため、住むなら戸建て住宅になるでしょう。
奥多摩エリアの山が近く、温泉もあるなど高尾よりも田舎感は強いですが、電車は15分に一本で、立川止まりになってしまいます。
買い物するような商店も高尾より少ないですが、日の出町にはイオンモールがあり、だいたいの買い物はイオンで済みそうです。
青梅も奥多摩エリアの登山口となっている街で、街としてはあきる野や日の出よりも大きいです。
電車の本数も多く、商店や娯楽施設もありますが、ショッピングモールなどは無く、ショッピングを楽しむなら電車で立川まで行く必要がありそうです。
どちらも一長一短があり、高尾よりも利便性や快適性は低いですが、田舎感は強いので、山の中でひっそりと暮らしたい、と言ったタイプの人には高尾よりも合っているかもしれません。
高尾で田舎暮らし
高尾で田舎暮らしっぽいところとそうでないところを紹介してきました。
高尾は東京都内ですし、高尾山は登山客数世界一のギネス記録もあるくらい賑やかな山です。
そんな賑やかさや利便性のある街ですが、八王子城址や裏高尾などの山は人も少なくのんびりと楽しむこともできます。
川の水はきれいで、沢蟹や川エビ、ドジョウなんかを捕まえて食べたり、野生のホタル観賞もしました。
畑を借りることもできますし、家庭菜園をしている人も多いです。
それに、高尾山の名物はお蕎麦ですからね、田舎って感じですね。
それでいて、利便性や快適性もあるのが高尾の魅力なのではないでしょうか。
田舎暮らしに憧れているけど、今一歩踏み出せない、と言う人は高尾を考えてみるといいかもしれませんよ。
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