23-24シーズンは目標に届かなかった八王子ビートレインズ

そんな八王子ビートレインズが所属するBリーグ(B3リーグ)も2026-27シーズンからB.革新により新制度へ移行します。
トレインズが、今後さらなる飛躍を目指すために必要なことを勝手に妄想してみました。
入場者数を増やすために
新Bリーグでは入場者数が審査基準の一つ
新B1であるB.PREMIERでは平均4,000名、新B2であるB.ONEでは平均2,400名、新B3であるB.NEXTでは人数規定なしがレギュレーションです。
B2を目指している八王子はB.ONE基準である2,400人をクリアしたいところですが、23-24シーズンの平均入場者数は1,048人
順調に増えているとはいえ、シーズン最高入場者数も開幕戦の1,700人でしたので、もっと増やさないといけません。
無料チケットの配布
人気チーム以外は、観客数確保のために無料チケットを配布しています。
例えば、参入1年でB2へと昇格したアルティーリ千葉は、B3参入当初から千葉ポートアリーナでの試合では平均1,746人もの観客動員数でした。
話題性もありましたが、毎試合スポンサー負担で無料招待を実施した結果です。
その後、多くのチームで無料招待が増えており、トレインズも無料チケットの配布が増えていますね。
観客数が増えれば新B2に近づくので短期的には良い戦略のように思います。
アリーナへのアクセス改善
エスフォルタアリーナは、京王線狭間駅の目の前ですが、アクセスが良いとは言えません。

駅近ですが、直結ではありませんし、狭間駅自体がマイナーな駅
やはり、八王子の中心である八王子駅からのアクセスが悪いことが、観戦者数が伸びない原因だと思うので、シャトルバスなどを運行してほしいですね。
試合前後に駅前で遊んだり、宿泊する人も増えれば、地域活性にもつながります。
また、南大沢駅からのバスも良いでしょう。
南大沢付近(由木地区)は生活圏は多摩市や町田市の方が密接なので、これを機にトレインズブースターになってくれる人も多そう
サッカーJ1の鹿島アントラーズは、試合日は東京駅から臨時バスが出るくらいですので、アリーナへのアクセスを改善するのは効果的だと思います。
スポンサーの三和交通と一緒にアクセス改善に取り組むのもありかもしれません。
ターゲット地域を広げる
地域密着が特徴のBリーグですが、何千人も集客するならより広範囲から観客を呼ばないといけません。
都道府県単位で運営するチームが多いのに対し、トレインズは八王子市という市町村の枠で運営しており、営業範囲が狭いです。
ですが、近隣には日野市、多摩市、あきる野市などBリーグのチームがない市もあり、八王子市以外からのブースター獲得の可能性があります。
それこそ、B1のチームは日本全国にブースターがいますし、NBAやヨーロッパサッカーは世界中にファンがいて、グッズ売り上げなどに貢献しています。
22-23シーズンからは多摩地域のライバルとして立川ダイスがBリーグに参入したこともあり、多摩地域のブースター獲得競争が激化
多摩地域住民の獲得競争をしつつ、まだBリーグのチームがない山梨県やあきる野市へ活動圏を広げるのも良いでしょう。
以前は、山梨で試合開催もしていましたし、夏期キャンプなどを山梨で開催してみるのも面白いかも
アリーナ基準をクリアする新アリーナ構想
エスフォルタアリーナは、メインアリーナの収容人数が2,000人
アリーナに椅子を出して人数を確保しても、3,000人が限界です。
このままではB.PREMIERには参入できません。
そこで必要になってくるのが新アリーナ
多くのチームが新アリーナ構想を持っている
すでにB1やB2の各チームは新アリーナ構想を立ち上げ、群馬などはB.PREMIER基準のアリーナを完成させています。
千葉ジェッツやアルバルク東京、長崎ヴェルカ、シーホース三河、神戸ストークスなど、どんどん新アリーナ構想が立ち上がっており、Bリーグ参入を続けるならアリーナ問題を解決する必要があるでしょう。
行政と共同で考える必要がある
新アリーナといっても、完全民営では建設も維持管理も相当なコストがかかります。
やはり、エスフォルタアリーナのように、公共の体育施設を利用する方が現実的
もちろん、チーム活動として保育園や小学校への訪問、バスケット教室やチアスクールの開催、清掃や賑わい活動への参加など、地域貢献の色を濃くしていく必要があります。
チーム成績が良くなり、地域の賑わいにつながればwin-winですしね。
八王子の新アリーナ構想
勝手に新アリーナ構想をしてみます。
まず最も考えやすいのがエスフォルタの改修
しかし、エスフォルタアリーナは比較的新しく、敷地に余裕もありません。
次に、活用できそうなのが富士森公園の体育館
以前は市民総合体育館であり、立地も市の中心部で最適ではないでしょうか。
古くなった冨士森体育館を改修して、B.PREMIER基準のアリーナができればスリーボンドスタジアムやテニスコート、陸上競技場などを併設した総合スポーツ施設として冨士森公園がグレードアップしそうです。
公園内の通路を使えば、試合日の飲食店の出店には困りませんし、八王子駅や西八王子駅、京王線山田駅から歩いて行くこともできます。
八王子駅前のホテルに宿泊しての観戦ツアーなども企画できそうですね。
最後に、新規施設として新アリーナを建設するパターン
八王子市は中心市街地以外は比較的土地がありますが、アクセスなどを考えると立地は絞られそう・・・
2026年春に開業予定の八王子イオンモール周辺は、次世代型複合商業施設のイオンを中心に、都内唯一の道の駅などもあり、幹線道路などのインフラも整っていることからいい立地なのではないでしょうか。
多摩モノレールの八王子延伸計画では、多摩センターからイオンモール付近までが計画路線となっているので、電車(モノレール)でもアクセスできそう。
今の立川ダイスのホームアリーナのようなショッピングモールが隣接した賑わいエリアになりそう。
収益をあげるために
昔の債務が残っており、マイナスからのスタートを強いられているトレインズですが、それでも応援していきたいと思っています。
収益を上げて、浮上するためにはどうすればいいでしょうか?
行政との二人三脚
チーム運営では収益を上げていくことも大事ですが、支出を減らすことも大切
特に、固定費である練習場や試合会場の確保、交通費などについては行政である八王子市にもう少し協力してもらいたいところ
税金投入は難しいかもしれませんが、ホームタウンな訳ですから、多少は特別扱いしてあげて欲しいですよね。
政治的な話になってしまいますが、八王子市の賑わいにはトレインズの活躍が欠かせないと思うので、市議会などでも話題にしてもらいです。
選手マネジメント
Bリーグは女性ファンが多いので、いわゆる「推し活」が盛んです。
「推し活」はそのまま入場者数に繋がり、グッズの売り上げやSNSでの話題拡散にもつながります。
ファンがSNSで話題にすれば、無料の広告ですからね。
トレインズは、地域密着で堅実に歩みを進めてきたチームですので、この辺の選手マネジメントやプロデュースと言うのがあまり得意ではない印象
もう少し遊び心を持った運営をしても良い気がします。
ただし、アイドルではないので、本業を見失わないようにしたいところですが・・・
それから、選手以外にもチアやマスコットなんかも上手くプロデュースしたいですよね。
まとめ
トレインズブースターとして、好き放題勝手な予想や意見を書いてみました。
当然、実際にはうまくいかないことや色々な制約があるものですが、勝手に予想するのも非常に楽しく、これもスポーツの楽しみ方の一つなのかなと思います。
いつか、ここで書いたことを超えるようなサプライズが起こってくれることを期待して、来シーズンも応援したいです。
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