いよいよ開幕したプロバスケとボールのBリーグ
今年はバスケワールドカップが沖縄で開催されていたこともあり、バスケ熱そのままに開幕を迎えて盛り上がりを見せていますね。
我らが八王子ビートトレインズもB3リーグを戦う訳ですが、2023-24シーズンとなる今シーズンの見どころを私なりにお伝えします。

八王子ビートレインズ23-24シーズンの見どころ
大きく分けて見どころは3つ
- HC交代もあった新体制による新チーム
- 声出し解禁となったトレインズブースターの盛り上がり
- 多摩ダービーを含めた近隣ライバルチームとの戦い
新HCによる新チーム体制
あまり大きなメンバー変更の無かったトレインズ
B3のチーム全体では最もメンバー変更が少なかったチームです。(さいたまと同率)
新HCタイラー・ガトリン
年齢は35歳と指導者としてはかなり若いですが、NBA GリーグやB1京都でもコーチの経験があり、若さと経験を兼ね備えています。
昨シーズンはどうもチームに勢いが無かったようなので、若いHCはいいですね。最新の戦術や理論についても詳しそうです。
インタビューでも「攻撃では3Pやダンクなど、どんどんシュートを打ち、守備でもアグレッシブに立ち向かう」という見ていて楽しそうなバスケスタイルで、ファンタスティックな試合を多く見せてくれそう
練習では「ヨガ」や甲子園で優勝した慶応高校野球部も行っていた「木鶏会」を取り入れているそうですが、こういったメンタルトレーニングは、昨今のプロスポーツ界では当たり前
昨シーズンは弱気になるシーンが目立ち、「メンタルトレーニングが足りないのでは」と個人的に感じていたので、非常に良いと思います。
新外国籍のタレン・サリバン選手とTKエドギ選手に注目
選手の入れ替えは少なく、2シーズンに渡りトレインズの中心選手だったジョン選手を放出し、新外国籍選手を2名加えました。
タイラーHCと縁のあるタレン・サリバン選手と、ナイジェリア代表のTKエドギ選手
ナイジェリアは沖縄で開催していたバスケW杯には出場できませんでしたが、アフリカの強豪国で、世界ランキングも日本より上です。単純に考えれば日本代表選手よりも実力は上かも
日本代表の富永啓生選手がプレーするアメリカのNCAAでプレーした後、ヨーロッパリーグを渡り歩いており、実力は十分でしょう。
日本でプレーするのは初ですが、同じアフリカ系の伴馬選手がいるので、ホームシックなどは平気だと思いますが・・・
タレン・サリバン選手はアメリカNBAのGリーグでもプレイした経験があり、その時にタイラーHCと知り合ったそうです。
Gリーグは日本代表の馬場選手や富樫選手もプレイしていて、NBA選手の養成所としてかなりレベルが高く、わざわざHCが呼び寄せたことを考えても、実力は間違いないでしょう。
ボールハンドリングが素晴らしく、テクニシャン系でディープ3も打てるオールマイティな選手
身長が198cmなので、おそらくアメリカではガードの役割もしていたのでしょう。ノールックパスは必見です。
伴馬選手帰化によるオンザコート3がいよいよ活きてきそうです。
日本人の新加入は小室昂大選手のみ
日本人で新加入はタイラーHCと同じ京都から小室昂大選手1人だけですが、新HCが実力に太鼓判を押す逸材で、トレインズでは森田選手に次いで若い23歳
大学時代は河村勇輝選手や八村阿蓮選手のいる東海大学を破り、大学バスケ日本一に輝いており実績も十分
開幕戦のアースフレンズ東京Z戦のGAME2ではB1レベルのテクニックを見せて得点を量産し、会場を盛り上げてくれました。
まだ若い選手なので、これから更に成長してチームを代表する選手になってもらいB2昇格への推進力となってもらいたいですね。
昨シーズンから加入している元U18日本代表候補の伊藤選手や森田選手もどんどん成長してくれることでしょう。
昨シーズンの雪辱に燃えるメンバー
その他の選手は昨シーズンと入れ替わりはありませんが、逆に、2022-23シーズンの雪辱に燃えているハズ
昨シーズンはケガもあり不調だった伴馬選手や2シーズン前の3P成功率1位を意識してか本調子でなかった大城選手なども、今シーズンは爆発してくれることでしょう。
長年、八王子を引っ張て来た大金選手や八王子に骨を埋める覚悟で気合を入れていそうなキャプテンの上江田選手を中心に、気合は十分
ぜひともB2昇格を果たしてほしいです。
開幕戦ではGAME1こそ3Pに拘り前半失速したものの、GAME2は最初からエナジー前回で勝利できたので、このエナジーでシーズンを戦えれば上位進出も可能なハズ
いよいよ声出し解禁のトレブー
昨シーズンの途中までは新型コロナウイルスの影響で声出し応援がNGでしたが、今シーズンは初めから声出しOK
トレインズブースターことトレブーのみなさんもこの時を待ち望んでいたはず
座席の種類が豊富に
昨シーズンから設置されていた子ども連れにやさしい芝エリア(キッズコーナー)のある席やグループ観戦に最適なボックス席も今シーズンは引き続きあります。
更に、立って応援可能な吊り革席も設置されました。
熱い試合ではついつい立ち上がって両手を上げて叫んでしまうもの
立って応援OKというのは、応援により熱が入りそうです。
その他にも1階指定席の座席数が増え、より多くのブースターが来場して会場を真っ赤に染めてくれそうです。
無料チケット配布で新B2目指す
新Bリーグ構想(B.革新)では平均来場者数が少ないとB2やB1へは上がれません。
そのため、来場者数をとにかく稼ぐ必要があります。
そのためかどうかはわかりませんが、初めての方は2階自由席無料のチケットを会場で配布したり、チケット引換券を配ることができるアンバサダー制度などを設けました。
他にも、スーパーアルプスで一定金額以上購入で無料などのキャンペーンもやるようです。
実際、アルティーリ千葉などはBリーグ参加初年度はほぼすべての試合を無料にして、来場者数を増やしていましたし、東京ユナイテッドも有明アリーナのメインアリーナでの試合は無料招待を大勢呼んでいます。
ファンを獲得するためには、まずは会場に足を運んでもらうことが大切なので、こういった取り組みはいいことですね。
一階席は選手とのハイタッチができるなど、有料席との差別化もできていますし、このままブースター数の増加に繋がれば経営的にもプラスになるのではと思います。
ファンクラブ限定ですが、選手との記念撮影もできるように。ぬいぐるみにサインをもらったドブラス選手と撮影出来て大満足
近隣ライバルチームとのダービー
「立川だけには負けたくねぇ」と八王子のうたでも言っているように、近隣の都市を本拠地とするチームにはライバル心が芽生えるものです。
雌雄を決する立川ダービー
昨シーズンも立川ダービーは盛り上がりましたが、結果は2勝2敗
ホームでもアウェイでも1勝1敗で決着は付いていません。
最終成績こそトレインズの方が上でしたが、八王子も立川もプレーオフには進出できず、満足のいく成績ではありませんでした。
今シーズンこそは立川相手に勝ち越して雌雄を決することができるか、注目です。

B3に首都圏のチームが7チームも
立川との多摩ダービーはもちろん注目ですが、アースフレンズ東京Zが降格してきたことにより、なんと東京だけでB3に5チームもあります。(八王子、立川、アスフレ、しながわ、TUBC)
しかも、近隣には横浜とさいたまにもあり、首都圏だけで7チームがしのぎを削ります。
アウェイ観戦もしやすく、チームの移動も楽なのですが、近隣のチームにはやはり負けたくないですね。
東北カップなどのように、オフシーズンには東京や首都圏のチームでカップ戦などをやっても盛り上がりそうです。
まとめ
ヘッドコーチを含めて新体制になった八王子ビートレインズ
2023-24シーズンも見どころたくさんなので、ぜひ会場へ足を運んで応援してみてくださいね。
コメント