今年もホタル観賞の季節になりました。
2023年の5月は記録的な暑さの日もありましたが、ホタルの生息地ではどうなっているでしょうか?
5月21日から24日にかけて、八王子市内を流れる浅川、湯殿川、川口川の調査に行ってきました。
調査場所は高尾山寄りです。
前回の2020年に調査した時は初沢川でしたが、今回は川口川を調べています。

2023年5月末でも八王子にホタル発生
結論から言うと、蛍は見つけることができました。
ですが、まだまだホタル観賞には早いようです。
浅川ではホタルが見つからず
市内の中心を流れる浅川ですが、こちらではホタルを見つけることはできませんでした。
調べたのは八王子市役所より上流です。
南浅川は河川敷が広く、夜は暗いのですが、それでも車の通りなども多いです。
街明かりが近い南浅川
そのため、ホタルは毎年少ない印象
北浅川も同様ですが上流に近づくに連れてホタルの発生には適した条件になってきます。
それでも、5月21日から24日に見た感じではホタルは見つけられませんでした。
一度、南浅川ではホタルらしき光を見ましたが、はっきりと確認はできませんでした。
車のライトがガードレールなどに反射しただけかも・・・
雨上がりの川沿いには大きなトノサマガエルがいました。
湯殿川ではホタルを発見も・・・
浅川の次に調査したのは湯殿川です。
こちらもシーズンになるとホタルが乱舞する川なのですが、浅川でまったくホタルを見れなかったので、期待せずに行きました。
ですが・・・
なんと、ホタル発見
東京医科大学付近から下流方向へ竜泉寺の湯付近まで調査したのですが、途中で2匹ほどホタルを見つけました。
こちらは浅川とは違い確実にホタルです。
淡い緑の光を放ちながら、ゆらゆらと漂っていました。
ただ、雨上がりという蛍発生の条件が整った時でも、合計で2匹しか見つからなかったので、ホタルのシーズンにはまだ早そうです。
ホタルではありませんが、今年はカワエビが多い気がします。

川口川でもホタル発見
続く川口川
こちらもよくホタルの目撃情報が多い川です。
圏央道から中央道の高架下にかけてを調査しましたが、こちらにもホタルがいました。
ですが、こちらも1匹だけポツンと飛んでいただけす。
川口川のホタルもまだ時期が早そうです。
八王子高尾エリアのホタル観賞時期
最後に、八王子市の「夕やけ小やけふれあいの里」、「うかい鳥山」でのホタル観賞について見ていきましょう。
夕やけ小やけの里のホタル観賞は6月10日から25日
「夕やけ小やけふれあいの里」で行われているイベント「ホタルの夕べ」ですが、令和5年の今年度の開催期間は6月10日から25日までのようです。
「夕やけ小やけふれあいの里」は陣馬街道沿いの施設で、北浅川の上流にあります。
八王子の街中に比べると気温も水温も低いかもしれませんが、時期の参考にはなりそうです。
うかい鳥山のほたる狩り・ほたる観賞の夕べ
八王子市内に数店舗を構えるレストランチェーンのうかい
その中でも、高尾山南麓にある「うかい鳥山」ではホタル観賞をしながら食事を楽しむことができます。
「うかい鳥山」は南浅川の上流の案内側、さらに上流に分岐した中沢川沿いにあり、こちらもホタル発生の時期の参考になりそうです。
そして、「うかい鳥山」のホタル観賞は6月1日から8月7日となっています。
ホタル観賞時期は5月27日から6月25日と予想
5月24日までに行った調査で、すでに数匹のホタルを確認できたことから、週末の5月27日からホタルを確認できるのではと思います。
ただし、浅川についてはホタルを見れるまでもう少しかかるかも・・・
天気にもよりますが、6月1週目から3周目の土日がホタル観賞のピークになりそうです。
ホタル観賞の注意点
ホタルはスマホやスマートウォッチの微細な明かりでも仲間の発光と勘違いし、生態を狂わされてしまいます。
そのため、ホタルの大量発生するスポットでは街灯の明かりを切ったり、住宅の明かりが漏れないように塀を設けるなど、工夫をしています。
八王子市内でここまでホタルが増えたのは、地元の人や関係者の努力による賜物ですので、マナーを守って観賞してください。
詳しい観賞スポットなどを知りたい方はメールでご相談いただければと思います。

まとめ
毎年、この時期になるとホタル観賞を楽しんでいますが、ブログに書くのは二回目です。
ホタルの時期はもう少しのところまで来ているので、楽しみですね。
コメント