世界一の登山者数を誇る、都内屈指の観光スポット高尾山
自然が大好きで高尾エリアに引っ越してきた私たちにとって自慢の山です。

そんな高尾山ですが、ゴールデンウィークやお盆などの夏休みシーズン、年末年始などは混雑します。
地元民としては嬉しくもあり迷惑でもあるところですが、実は渋滞を回避できる抜け道などもあるので、こっそり教えます。

高尾山の混雑状況
まずは、高尾エリアの混雑状況をお伝えします。

高尾山口の駐車場のライブカメラでも混雑状況を確認できます。
GWの混雑予想
個人的な感覚では1年を通して最も人気な時期だと思います。
標高が599mしかない高尾山は真夏だと暑くてきついです。
ですが、GWくらいの気温でしたら一番気持ちいい時期です。
それに5月だと高山はまだ残雪があったりするので、高尾山や陣馬山などの低山は山登りをする人には最適
GWの日取りが良くて大型連休になる場合だと、海外や遠出をする人が多くなりますが、それほど日取りが良く無い場合の方が高尾山は混むと思います。
夏休みの混雑予想
夏休みも混雑していることが多いです。
個人的には暑くて辛い時期ですが、高尾山ビアマウントなどもあり登山しないのであれば楽しめる時期でもあります。
地元の学校の遠足などとバッティングすると山頂で子供たちの団体に囲まれることも・・・
夏休みシーズンなら6月が狙い目です。

年末年始の混雑予想
年末年始は、高尾山腹にある薬王院への初詣や初日の出を見る人で混雑する時期です。
寒い時期なので、登山客は比較的少なく、歩いて山に登るのであれば混雑は少ないです。
ケーブルカーを使う場合は、初詣客で行列になるので年始は要注意

桜や紅葉の時期も混雑
桜や紅葉が見ごろの時期も高尾山は混雑します。
特に紅葉の時期は混雑しており、10月下旬から11月の土日は人が多いです。
高尾の渋滞スポット
高尾山付近の渋滞スポットは決まっています。
八王子市は東京と山梨県(または神奈川県相模原市)の県境にありますが、中でも高尾は最西端で、JRの高尾駅は平地の最西端と言えます。
高尾山がある西側はもちろん、北も南も山道になり、高尾駅へ向かう道が限られるので、混雑してしまうんです。
こちらが高尾山周辺の混雑スポットのマップ
大きく分けると、高尾山の麓である高尾山口周辺のエリア(①)と高尾駅の南側(②)、そして高尾駅の北側(③)の三か所に分かれます。
高尾山口周辺は国道20号が渋滞(①)
高尾山口周辺(①のエリア)は国道20号しかないため、車が集中すると混雑してしまいます。
高尾山ICから来る車と高尾駅方面から来る車の数は圏央道開通から時間が経つにつれて高尾山ICから来る車も増えてきていますが、まだ高尾駅方面から来る人の方が多いような気がします。
高尾駅南北とイーアス高尾前が渋滞(②と③)
高尾駅の南北(②と③のエリア)は中央線の高架を潜る場所が限られてしまうので、北から高尾駅へ向かう高尾街道と都道46号線、南から中央線の高架を潜る都道47号線が混雑します。
③のエリアは高尾駅方面のみ、②のエリアはどっちの車線も混雑していることが多いです。
さらに、高尾駅に南側の②のエリアはショッピングモールのイーアス高尾を利用する車とも渋滞が繋がり、イーアス高尾の前の万葉けやき通りも混雑することが多いです。
高尾エリアの渋滞を回避する迂回ルート
最後に、渋滞を回避する迂回ルートをお教えします。
高尾山口周辺の渋滞回避ルート(①の迂回ルート)
まずは最も知りたい高尾山口周辺の渋滞を回避するルート
圏央道の開通後、長いトンネルが開通して高尾山ICから八王子医療センターあたりまで20号バイパスが開通しました。
古いナビだと載ってないかも・・・
まだ、延伸工事中ですが、とりあえず医療センターまでは開通してるので、ここまで利用するだけでも高尾山口周辺の20号渋滞を回避できます。
高尾山口周辺の渋滞も高尾山ICへ向かう側の方が短い場合が多いので、都心方面へ向かう人も、一度相模湖側へ進み、20号のパイパスを利用して迂回するといいでしょう。
この迂回ルートを利用してそのまま北側へ中央線を越えようとすると、今度は②の渋滞に嵌まるので、下の迂回ルートと組み合わせると快適です。
高尾駅南の渋滞回避ルート(②の迂回ルート)
高尾駅東側の高架下と潜る都道は渋滞スポットです。
これを回避するには高尾駅西側の踏切を利用します。
高尾駅東側の中央線の高架を潜る南北の道は結構混雑しています。
これを回避するには高尾駅西側の踏切を利用します。

踏切ですが、高尾駅より西側の踏切なので、電車の本数は少なく、踏切に引っかかることは少ないです。それに、踏切で止まったとしても、東側の高架を潜るよりは絶対に早いです。
高尾駅南口の道が信号や人通りが多く注意が必要ですが、そこまで細い道でもないので、十分迂回ルートとして成立しています。
先ほどの迂回ルートが中央線を越える部分ピンポイントで迂回するのに対し、こちらは大きく迂回するルートです。
①の迂回ルートで国道20号バイパスを利用した場合などに特に有効です。
イーアス高尾の前の万葉けやき通りは混雑していることが多いので、比較的混雑の少ない椚田遺跡公園通りを活用します。
こちらにもヨーカドーやドン・キホーテなどの商業施設がありますが、片側二車線で渋滞知らずの道なので、こちらを使うと大分楽に移動できます。


このまま東側へ道沿いに進んでいくと、山田駅付近で若干混雑しますが、大きな渋滞無しに中央道の八王子ICまで行けるでしょう。
高尾駅北の渋滞回避ルート(③の迂回ルート)
高尾駅北側の渋滞を迂回するルートは武蔵野陵があるため、大きく迂回する必要があります。
圏央道の八王子西IC付近から高尾山に向かう人はこちらの迂回ルートがオススメです。
逆に、帰り道はあまり混まないことが多いです。
相模湖東ICを利用するのは・・・
最後に、高尾山ICを通り過ぎて相模湖東ICまで抜ける道もありますが、こちらはあまりオススメしません。
相模湖へ抜ける国道20号は、比較的しっかりした道ですが、それでも山道でありクネクネした道を長く進むことになります。
中央道の小仏トンネルが混雑している場合、こちらも混雑している事が多く、大概こちらの方が時間がかかります。
まとめ
高尾山は都心からも近く、自然豊かなスポットとして人気です。
連休ともなれば渋滞するのはしょうがないですが、圏央道や国道20号バイパスができるなど、徐々に変わってきています。
今回お伝えした迂回路は、地元の人の生活道路でもあるので、その辺は理解した上で活用してみてください。
そして可能であれば、オフシーズンや早朝など混雑の少ない時期に高尾山に来て、のんびりと高尾エリアを観光してみるのをお勧めします。

コメント