「八王子のうた」の歌詞でもお馴染みの「立川だけには負けたくねえ!!」をキャッチフレーズに2月17日と18日に開催された八王子市民デー
対戦相手はもちろん立川ダイス
今節2度目の多摩ダービーです。
アウェイでの対戦は1勝1敗の痛み分けでしたが、ホームではどうか?
17日に現地観戦してきたので、ゲームレポートをしていきます。
豪華イベント盛りだくさんの八王子市民デー
市民デーは毎年イベントが盛りだくさん

豪華ゲストが勢ぞろい
17日に八王子市の石森孝志市長の始球式でスタートする市民デー
八王子ビートレインズの応援歌「我らトレインズ」を歌うニューロティカのATSUSHI&KATARU、プロボクシングWBOアジア・パシフィック(AP)ウエルター級王者の佐々木尽選手、KICK THE CAN CREWのメンバーで選手入場の「Hachioji Love」を歌う八王子少年(LITTLE)、「八王子のうた」の作詞・作曲を手掛けたお笑いタレントの「はなわ」などなど
市民デーでは同じみのゲストから初乗車の豪華ゲストまで勢ぞろいです。
その他、キッズチアやTikTokで話題の踊るタクシーおじさんなど、まさにてんこ盛り
私が乗車した17日も十分楽しめましたが、18日土曜日の方が来場者も多くて盛り上がっていたのではないでしょうか。
会場も賑やか
ゲストだけではなく、会場も普段よりにぎやか
ローストビーフユッケの8o2MEATLABやタコライスやカレーが美味しいL’s KITCHENなどのキッチンカー、八王子のサッカーチーム「アローレ八王子」のキックターゲットブースなどもあり、生ビールの販売もあります。
そして、豪華プレゼントもあり、近隣に配られたチラシを持参するとハリセンなどの応援グッズがもらえるほか、限定ステッカーや、なんと18日は先着で限定Tシャツがもらえます。
早速Tシャツを着て応援したいですよね。
そしてセレオ八王子北館のレストランショップの割引サービス
市民デーの試合チケットの半券で各種サービスが受けられるんですが、もらったチラシを見ると対象期間が2月17日と18日のみと書かれています。
これはどういうこと?
その二日間しかサービスを受けられないなら、17日の試合は夜なので、実質18日しかレストランでサービスを受けられないことになりますが・・・
せめて18日と19日を対象期間にできなかったのでしょうか?

八王子ビートレインズ対立川ダイス ゲームレポート
いよいよここからは17日のゲームレポート
波乱の幕開けとなった1Q
こちらも市民デーではお馴染みとなった炎の演出と共に発表されスターティング5
八王子はジョン、伴馬、上江田、山口、石川の5人
今シーズンはスタメンが固定されていない八王子は前節岩手戦ともまったく違うスターティング5
対する立川はスタメンはほとんど固定のブラクニー、トリスティン、秋山、町井、阿部という5人
リーグの平均得点最下位の立川とワースト2位の八王子の対戦なだけに、スロースタートかと思いきや、立川の3Pが爆発
1Qでは、阿部選手が山口選手のファールを受けながら3Pを決めてAND1の4点プレイが飛び出し、勢いに乗った立川が阿部選手、秋山選手などのシューターを中心に高確率で3Pを沈めます
それに対し八王子はオフェンスの流れが悪い
立川のディフェンスを崩すことができずに24秒だけが過ぎていきます。
流れを変えるために行った5人同時交代も効果は無くダブルスコアの11-22で1Q終了
エモンドレ選手にダンクを決められた後、ジョンがすぐにやり返すなど、ダービーらしくバチバチとやり合うシーンもありましたが、1Qだけで7つもターンオーバーをしていては勝利は厳しい
頑張りが空回り
市民デーということで散々煽ってきた対戦だけに、選手の思い入れも強かったんだと思います。
大勢の観客の前でプレーすることにも慣れていないのでしょう。
立ち上がりで奇襲に成功した立川は点差もあり伸び伸びとプレーしていました。
その結果シュートが入る入る
対する八王子はホームとは思えない固さ
直前のバレンタインイベントでB3内で3位になった石川選手もスターティング5に選ばれた期待に応えることができず、見せ場の無いまま第3Qで4ファウルとなり出番終了
今シーズンは対戦相手が徹底して対策してきているジョン選手のインサイドについても、立川も他のチーム同様徹底マークしてジョン対策
ジョン選手にボールが入ったとたんに3人、4人と相手選手が集まり、突破もパスもできずにロストに繋がるシーンが目立ちました。
一度ミドルシュートを打ってみたものの、苦手なシュートは入らず・・・
それでも豪快ダンクを含む二桁得点を挙げたジョン選手は流石ですが、これだけマークされるとフォローや他で突破口が無いと勝利には遠そうです。
大金選手が流れを変える
やはりトレインズはこの男がいないと始まらない
前節はコンディション不良で欠場しており、この日もジャージ姿だったので、出場は無いと思っていた大金選手ですが、第2Qから堪らず途中出場
大金選手が入ることで、まったく崩せていなかった立川ディフェンスを崩せるようになります。
まだまだ大金選手に頼らなければいけないチーム事情は苦しいところですが、長年トレインズに居る大金選手の活躍にブースターも大盛り上がり
ただ、やはりコンディションが万全ではないのか、得意のフローターシュートも成功率が低かったですね。
4点差まで詰め寄るも大観客の前で勝利できず
徐々に立川の3Pも入らなくなりますが、トリスティン選手の個人技などで得点を積み上げていく立川
八王子も3Qに山口選手のドライブ、上江田選手の3Pで追い上げムードになり、一時は4点差まで詰め寄りますが、最後まで追いつけずにタイムアップ
最後のファールゲームでも得点を積み上げられず、差を広げられて62-72で試合終了
声出し応援解禁となり1,000名を超える大観客の中、勝利で飾ることができませんでした。
積極性も連携も乏しい
高さとスピードを兼ね備えた外国籍選手のサンプソン選手が直前に規約違反で退団しており、嫌なムードのまま試合に入ってしまった感じ
フリースローの数も立川26本に対し、八王子13本でそれだけファールを貰うようなアタックができていないことを物語っています。
第1Qこそ、山口選手や高橋選手の積極的な攻撃がありましたが、何度か立川に止められてから積極性が無くなってしまいました。
ディフェンスが崩せないなら、相手が整う前にスピードで崩すという作戦もあっても良いと思いますが、今シーズンの八王子は遅攻が多く、時間をかけることが多い
結果、得点も伸びず
ディフェンスでもマークの引き渡しがスムーズではなく、ギャップを作られてシュートを打たれてしまっていました。
立川の3P成功率42.9%はできすぎ感もありますが、それだけ相手に気持ち良く打たせてしまっているということ
オフェンス、ディフェンス共に課題の残る試合となりました。
調子のよい選手の積極起用を
第1Qから石川選手の不調は目につきました。
最近は調子が良かったのですが、好不調の波はどうしてもあるもの
逆に、フィールドゴール成功率80%だった古橋選手は調子が良さそうで、3Pや中に切り込んでのシュートなど、積極性もありました。
それでも後半開始は第1Qで散々やられたスターティング5に戻し、第3Qで再び点差を離されてしまうという、采配ミス
コーチ陣は選手の調子をしっかりと見極めて、試合を優位に進められるかが今後の鍵になりそうです。
まとめ
第1Qで躓いたことで、八王子は固く、立川はリラックスして試合を進めることができました。
第4Qで点差を詰めてからは立川もプレッシャーを感じ、思うようなプレイはできていなかったように見えます。
立川との対戦は今期4試合あり、すでに1勝2敗と負け越していて、勝ち越すことは不可能になりました。
「立川だけには負けたくねえ!!」と思うのであれば、せめて18日のGAME2は勝利して2勝2敗で負けだけは避けないといけません。
市民デーで来た大勢の観客にリピーターになってもらうためにも、魅力的なゲーム展開で必ずや勝利をもぎ取りましょう。
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