B3リーグ2022-23シーズンも第15節が終わりました。
前26節なので、半分以上が終了しましたね。
八王子ビートレインズは現在9位という状況ですが、ここまでの前半戦を振り返っていきたいと思います。
シーズン前に書いた今シーズンの展望予想はこちら

ビートレインズ2022-23シーズン前半戦【B3】
早速振り返っていきましょう。
前半終了時の順位
まずは前半終了時点での成績を見てみましょう。
第15節、ここまでの10勝20敗
昨シーズンの前半戦(チーム数が違うので試合数は違う)は13勝11敗で勝ち越しだったことを考えると、大きく負け越していますね。
勝率3割・・・
順位は16チーム中9位です。
昨シーズンは15チーム中8位だったので、こちらも昨シーズンを下回る成績
う~ん、どうしてしまったのか・・・
最新の順位はこちら
試合結果まとめ 2022年10月
日 | H&A | 対戦相手 | スコア | 勝敗 |
10/1 | A | 山口 | 89-85 | 負 |
10/2 | A | 山口 | 66-69 | 勝 |
10/7 | H | 鹿児島 | 57-76 | 負 |
10/8 | H | 鹿児島 | 60-87 | 負 |
10/15 | A | 豊田合成 | 86-69 | 負 |
10/16 | A | 豊田合成 | 70-77 | 勝 |
10/22 | H | 岐阜 | 66-61 | 勝 |
10/23 | H | 岐阜 | 77-64 | 勝 |
※スコアは左がホームチーム
アウェイ開幕となった八王子ですが、初戦の山口戦でいきなり敗戦
次節が強豪鹿児島だけに、必ず二連勝したかったところですが、経験豊富なライアン・リチャーズ選手を補強した山口に八王子自慢のインサイドを封じられ、外からは八王子から移籍した山口力也選手にやられてのくやしい敗戦でした。
帰化選手であるジュフ・伴馬が一時帰国してしまい帰化の強味を活かせなかったのも辛いところ
二戦目はしっかりとライアンを抑えてなんとか勝利したものの、その後の鹿児島にはきっちりと実力差を見せつけられての敗戦と厳しいスタートでした。
その後、豊田合成と岐阜戦でも1試合落としているあたり、今シーズンの不調はすでに始まっていたことが伺えます。
10月は4勝4敗ですが、せめて5勝3敗
できれば6勝2敗で行きたかったところです。
試合結果まとめ 2022年11月
日 | H&A | 対戦相手 | スコア | 勝敗 |
11/5 | A | 立川 | 57-66 | 勝 |
11/6 | A | 立川 | 70-58 | 負 |
11/12 | H | 三重 | 84-73 | 勝 |
11/13 | H | 三重 | 77-80 | 負 |
11/18 | A | 埼玉 | 101-92 | 負 |
11/19 | A | 埼玉 | 95-80 | 負 |
11/25 | H | 湘南 | 86-99 | 負 |
11/26 | H | 湘南 | 89-61 | 勝 |
11月は立川、三重、湘南と今シーズンから加入した新チーム4つの内、3チームとの対戦がありました。
立川は11月時点では金沢に1勝しただけで下位に低迷していたチーム
ここはきっちり2勝したかったところですが、ここでも八王子は1戦落とします。
多摩ダービーということで盛り上がった試合で、アウェイであっても八王子ブースターの方が多かったのではと思える声援でしたが、結果に繋がらず・・・
Bリーグ加盟の先輩として意地を見せることはできませんでした。
残りの新加入チーム、三重と湘南にも1勝1敗と痛み分け
今シーズンは大型補強して昇格候補の埼玉にも2連敗
ただ、埼玉戦はなんとか食らいついていけていたのですが、その後の湘南戦での負けがチームを勢いに乗せられなかった感じですね。
11月は3勝5敗と負け越しです。
後半戦でもう一度多摩ダービーがあるので、そこはきっちり2勝したいですね。

試合結果まとめ 2022年12月
日 | H&A | 対戦相手 | スコア | 勝敗 |
12/3 | H | 岩手 | 57-82 | 負 |
12/4 | H | 岩手 | 46-97 | 負 |
12/10 | A | 岐阜 | 82-58 | 負 |
12/11 | A | 岐阜 | 92-78 | 負 |
12/16 | A | 金沢 | 82-89 | 勝 |
12/17 | A | 金沢 | 81-76 | 負 |
12/23 | H | 豊田合成 | 64-81 | 負 |
12/24 | H | 豊田合成 | 63-59 | 勝 |
12月に入るとリーグも中盤となり情勢が決まってきます。
今シーズンのB3リーグは優勝候補の上位とプレーオフ圏内の8位を狙う下位に完全に二分されています。
そして悔しいことに八王子は下位グループ
12月初戦となった優勝候補岩手戦は圧倒的な力の差で敗戦
この試合から、一時帰国とケガから復帰したジュフ・伴馬が復帰したのが唯一の希望でした。
残りの岐阜、金沢、豊田合成は試合時点では八王子より下位だったので連勝したかったところですが、逆に岐阜には連敗
今シーズン1節(2試合)丸ごと勝ったのは10月の岐阜戦だけだったんですが、その岐阜戦の貯金を無くす手痛い敗戦です。
金沢、豊田合成にも勝ちきれないまま、2勝6敗で12月を終えます。
試合結果まとめ 2023年1月
日 | H&A | 対戦相手 | スコア | 勝敗 |
1/7 | A | 品川 | 76-66 | 負 |
1/8 | A | 品川 | 58-64 | 勝 |
1/13 | H | 静岡 | 57-67 | 負 |
1/14 | H | 静岡 | 56-62 | 負 |
1/20 | A | 横浜EX | 103-87 | 負 |
1/21 | A | 横浜EX | 83-58 | 負 |
年が明けて1月の試合は品川戦からスタート
品川は昨シーズン6勝45敗で15チーム中14位
今シーズンも目立った補強は無くここまで全敗
ここで調子を取り戻したかった八王子ですが、なんと品川にシーズン初勝利を献上してしまいます。
その後、品川の2戦目はなんとか意地を見せるも、内容は良くならず、続く静岡、横浜EXの強豪相手には連敗
トレインズブースターには辛い年明けとなりました。
八王子ビートレインズ前半戦まとめ
シーズン展望でも書きましたが、ジュフ・伴馬選手が帰化したことによりビッグマンを3人以上並べるラインナップやSFで外国人選手を出場させることが可能になりました。
ですが、伴馬選手が一時帰国とケガで前半は出場できず
戻ってきてもあまり調子が上がらず、伴馬選手とセットで活躍が期待されていたマレー選手がまさかの退団
監督もプランが崩れたことをこちらの記事語っています。
更に、度重なる敗戦により選手は自信喪失、チームの歯車も狂っているように見えます。
見ていても消極的になりプレーのスピードが上がらない試合が多いです。
下位チームに負けていることもあって、ブースターのコメントも辛口なことが多いですが、それだけ熱いブースターが多いということ
八王子代表としてコートに立つからには堂々と実力を出してもらいたいですね。
不完全燃焼が一番ダメ
また、チームスポーツで負けが続くと、チーム内の関係も悪くなりがちです。
場合によってはメンタルトレーニングなどに時間を使うなど、練習から工夫してもいいかもしれません。
まだまだ巻き返す時間はあるので、なんとかチームを再編して勝てるチームを作っていってもらいたいところ
後半戦の注目ポイント
ここからは後半戦の注目ポイント
優勝争いの行方
昨シーズンの長崎と千葉に比べると上位陣の実力も拮抗しています。
当初の予想通り、静岡、岩手、鹿児島がリードしていますが、逆に躓いた横浜EXはB1でも経験豊富なLJ・ピーク選手をシーズン中でも補強
本気で優勝を狙っていますね。
エースのクリークモア選手が帰化申請中になった埼玉ブロンコスもしっかりと外国籍を補強し、こちらも優勝を狙っているでしょう。
まだまだ優勝争いはわからず、目が離せません。
プレーオフ争い
今シーズンから始まったB2昇格プレーオフ
リーグ8位までが出場資格を得ることができますが、この8位以内への争いも注目
我らが八王子ビートレインズも5位から8位には入れると思っていましたが、現在9位
後半の巻き返しに期待したいです。
トレインズの巻き返し策は?
トレインズはマレーの離脱によりスコアラーが不在で得点不足感が否めません。
80点以上取れた試合は、30試合中7試合のみ
やはり80点取れないと勝つことは難しいでしょう。
もっとも点を取っているスコアリーダーでさえジョン選手の14.9点と、とにかく得点できる選手が少ないです。
ジョン、ジャスティン、サンプソンの外国籍選手にはできれば15点は期待したいところ。
そして、大金選手と高橋選手以外の日本人選手にも二桁得点が出てくればかなり勝ちに近づけるのではないでしょうか?
キャプテンの山口選手や上江田選手はマレー退団の穴を埋めるように、自身の持ち味は関係なしにチームに不足する得点力を意識して動いているように見えます。
実際、山口選手はかなり得点できるように成長した気がします。
ジャスティン選手やサンプソン選手、古橋選手や東選手はディフェンス力が高いので、これにオフェンス力が加われば勝てるようになるのではないでしょうか?
また、チームでの崩しが少ないと言われる今シーズンのチームですが、チームでの崩しにこだわる余り相手に読まれている気もします。
前が開いたら積極的に、そうすることでチームでの崩しにもつながる気がします。
注目の試合
注目の試合は2月3日と4日の第17節に行われる東京ユナイテッド戦です。
東京ユナイテッド(以下「東京U」)は今シーズンから参入のチームですが、ホームアリーナの有明体育館で開催した開幕戦ではなんと9,000人を超える入場者を出し、B1を含めたBリーグ新記録を樹立しました。
無料招待などが多かったようですが、それでもこれだけの集客力があるチーム
選手やフロントスタッフも力が入りますね。
開幕初年度の今シーズンは、八王子から新号、上田、ママドゥと早水HC、そして早水HCが以前にコーチをしていた横浜EXから斎藤、宮田、小倉が加入
八王子から移籍した選手が多いことから、トレインズブースターでも東京Uを気にしている人は多いと思います。
逆に、昨シーズンまでトレインズに居た選手が多いので、絶対に負けたくないですね。
ここまで東京UはB1でも活躍したマイケル・クレイグ選手などの活躍もあり、19勝11敗の7位につけています。
勝率も順位も八王子より上であり、加入初年度ながらプレーオフ進出もかなり有力になっているなど、チーム状況はかなり良さそうです。
逆に八王子はこの試合を落とすと岩手や鹿児島など上位陣との対戦で勝利しないとプレーオフ進出が難しくなってきそうです。
ここで勝利して巻き返しを図りたいところ
注目選手
最後に、後半戦の注目選手としてジョン選手と大城選手を上げます。
ジョン選手は昨シーズン八王子に加入して、持ち前の強さを発揮してゴール下で大活躍しました。
ですが、今シーズンは相手チームの徹底したマークにあり、昨シーズン程の活躍はできていません。
パワーはあるがテクニックは無い典型的な選手で、ミドルレンジからのシュートやパスなどが無い分、相手も守りやすいんだと思います。
このままジョン選手が相手に封じられたままだと八王子の勝利はかなり厳しくなるので、なんとか打ち破ってもらいたいと思って毎試合見ています。
もう一人、大城選手は昨シーズンのB3リーグの3ポイント成功率1位になった選手です。
これはとてもすごいことですが、しっかりとチームで崩して万全な体制でシュートを打つことが多かったことも成功率が高かった要因に感じています。
今シーズンは相手チームのマークも厳しくなり、万全な態勢で3Pを打つことも少なく、試投数も成功率も目立った成績を残せていません。
それでも、3Pを警戒する相手に対してドライブで切り込む場面もあり、大事な場面で3Pを沈めることも多いです。
間違いなくシュート力がある選手だと思うので、もっと積極的にシュートに行ってもらい、八王子の得点力向上の中心になってもらいたいと期待しています。
チームの平均年齢が高い八王子のこれからを担っていってくれる選手だと信じています。
まとめ
アクシデントもありましたが、ここまでチームがうまくいかないシーズンも珍しいです。
HC交代という意見が出るくらいですが、2シーズン後のB2昇格という八王子の悲願を達成するためにベストを尽くしてもらいたいですね。
ブースターも一丸となって応援したいと思います。
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