東京八王子ビートレインズの歴史と観戦ポイント

トレインズ

東京八王子ビートレインズの歴史や概要をお伝えします。

私自身、ブースター(Bリーグのファンはブースターと言います)歴は浅いので、知らないことや間違っている認識もあるかもしれませんが・・・

試合を観戦するにあたって、こういったチーム事情は知っていた方が何倍も面白くなるので、観戦に行く方は頭の片隅に入れておくといいと思います。

東京八王子ビートレインズの歴史

まずは、チームの歴史から見ていきましょう。

東京八王子トレインズ時代

すっかり「ビートレインズ」の名前が定着していますが、実はチーム発足当時の2012年から2018年までは「東京八王子トレインズ」というチーム名でした。


当時のロゴには「BEE」の文字が無い

チームの発足は、八王子市総合体育館(現エスフォルタアリーナ)の建設計画に合わせ、Bリーグに算入すべくバスケットボールのチームを作ったのがスタート

2015-16シーズンはBリーグの前身であるNBDLに参加し、6位という成績でした。

この時の監督(ヘッドコーチ・HC)は2021-22シーズンでも八王子ビートレインズの指揮を取り、その後は東京ユナイテッドBCのHCを務めている早水将希HCです。

2016-17シーズンから現在のBリーグがスタート

トレインズはB2の参加基準を満たしていたものの、チーム発足直後ということでB3リーグからの参加

そして翌2017-18シーズンには圧倒的な強さを見せシーズン制覇

B2最下位となった岩手ビッグブルズと入れ替え戦を行い、勝利したトレインズはB2へと昇格しました。

岩手ビッグブルズとはこういった因縁があるんです。

B2からの転落とB.LEAGUE準加盟資格の失格

めでたくB2へ昇格したトレインズですが、昇格初年度となった2018-19シーズンで怪我人が続出

なんとベンチ登録5人で戦った試合もありました。

当然、結果はボロボロ

HCの解任などテコ入れをするも、B2全体12位となり、入れ替え戦へ

入れ替え戦の相手はB3で年間総合2位となった越谷アルファーズでしたが、これに敗北

こうして八王子ビートレインズのB2挑戦は1年で終了しました。

しかも、チームは経営難にも陥り、選手やスタッフへの給与未払いや試合運営費の支払い遅延などがあり、B.LEAGUE準加盟資格が失格となります。

これにより、今後はB3で優勝してもB.LEAGUE(B1とB2)への昇格はできなくなってしまいます。

ここから、八王子ビートレインズはチームを強くするだけでなく経営状況も改善していかなければならなくなり、冬の時代へ突入します。

B3での再建

降格して、さらにB.LEAGUE準加盟資格も失格となったトレインズ

まずは、経営体制を一新することになり、運営会社の新社長にキャリアコンサルティングの室舘勲氏が就任、チームのメンバーも大幅に入れ替え赤字経営脱却を目指します。

2020-21シーズンには勝率0.361まで落ちますが、経営状況も徐々に改善

2021-22シーズンにはやっとシーズン通して黒字となり2022-23シーズンからはB.LEAGUE準加盟クラブにも復活

まさにここから上位を目指すという状況な訳です。

ホームアリーナ「エスフォルタアリーナ八王子」

次はトレインズのホームアリーナである「エスフォルタアリーナ八王子」について見ていきましょう。


試合日ににぎわいを見せるエスフォルタアリーナ

基本情報

住所は八王子市狭間町1453-1、京王線狭間駅徒歩1分と電車でのアクセスも良いです。

八王子市ではありますが、だいぶ高尾山よりで八王子の街中からはちょっと離れています。

2014年10月1日に開館しており、八王子市の指定管理者として「八王子ゆめおりサポート株式会社」が運営しています。

正式名称は八王子市総合体育館ですが、ネーミングライツにより住友不動産エスフォルタが任命権を購入し、エスフォルタアリーナ八王子と言う名前になりました。

ちなみに命名権は15年契約です。

トレインズブースターからは「エスアリ」の名称で親しまれています。

B1アリーナ基準には届かず

メインアリーナは観客席2,000席(サブは700席)

2022年現在のBリーグの参入基準では、B1のアリーナ基準では収容人数5,000人以上、B2のアリーナ基準では収容人数3,000人以上、B3は基準無しとなっています。

これに対し、エスフォルタアリーナの収容人数はメインアリーナでも2,000席で、B1どころかB2の基準にも届きません。

実際には仮設席や立見席も算入しているようなので、なんとかB2の基準は満たせるかもしれませんが、B1基準には厳しそうです。

2018年に行われた6,000人動員計画も2日間で6,000人でしたし、アリーナ問題はトレインズが強くなるにつれ大きくなりそうです。

さらに、2026年以降に予定している新Bリーグ構想では、新B3リーグでも収容人数3,000人となっています。

新Bリーグ構想についてはアリーナ基準以外にも入場者数、売上基準、昇降格の撤廃、完全プロ化などがあり、詳しくはこちらのサイトなどを見ていただけるとわかりやすいかと思います。


トレインズの試合会場で語る島田チェアマン

長崎ヴェルカや千葉ジェッツなど、各チームが新アリーナの構想を立ち上げているので、トレインズも八王子市と連携して新アリーナ構想なんてできないかな、とか考えたり。

注目選手や関係者

最後にトレインズを観戦する上で知っておいた方がいい注目選手関係者についてお伝えします。

ミスタートレインズ大金広弥

トレインズは経営再建に取り組んでいたこともあり、選手の入れ替わりもかなりありました。

そんな中、Bリーグ参入前年度の2015年からチームに所属しているのが大金広弥選手

チームがB2に昇格した時もB3に転落した時もチームのために戦ってくれた選手で、ブースターからは「ヒロ」の愛称で親しまれています。

インタビューなどではサバサバした印象を受けますが、B3屈指のスコアラーで、代名詞ともいえるフローターシュートが決まる時は止められません。

長きにわたりトレインズの中心選手であり、ミスタートレインズなんです。

ビッグマン石橋貴俊

八王子ビートレインズを語る時に欠かせないのが石橋貴俊氏

北海道出身の日本人ながら身長はなんと210㎝

日本代表としてアトランタオリンピックにも出場しています。

現役引退後はヘッドコーチとして富山や滋賀、信州などの監督を務め、2018-21の2シーズンと2021-22シーズンの後半にトレインズのHCを務めています。

HCをしていない時期もトレインズのアンバサダーなどを務め、B3TVや試合会場での解説などトレインズブースターにはおなじみの人物です。


HC時代の石橋氏、選手よりでかい

YouTubeチャンネルもやっています。

まだまた知ってもらいたい選手や人物はいますが、これ以上書くと長くなりすぎるのでこのへんにしておきたいと思います。

まとめ

チームの歴史、取り巻く環境などを知ると応援にもより熱が入りますし、いろいろなドラマがあって楽しいです。

トレインズのことをどんどん知って、これからも応援していきましょう。

東京八王子ビートレインズの試合を観戦する方法はこちら

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