新年早々、フクロウを探して高尾山ナイトハイクで夜中の登山に行ってみた
冬の朝早くに自宅から外へ出ると「ホー、ホホー」という明らかに鳩とは違う声で鳴いている鳥がいます。
昔、田舎で聞いたことがあるその声は、そうフクロウです。
野生のフクロウは一度だけバードウォッチングの達人に場所を教えてもらい、見たことがあるんですが、自分たちで探すべく、夜の高尾山に行ってきました。
※ナイトハイクは通常の登山よりも危険度が高いので、行く場合は注意しましょう。
夜の高尾山口駅
家から自転車で数分
高尾山の麓、高尾山口駅に到着
時刻は17時で夕暮れ時です。
さすがに、車や人は少ないですが、それでもそれなりに人がいます。
京王高尾山温泉極楽湯が出来たこともあり、お風呂目当ての客や高尾山から降りてきた観光客がいますね。
駅前に新しい公衆トイレもできていました。
まだギリギリケーブルカーも動いていますが、最終です。
終電?で降りてきた人がいましたね。
いよいよ夜の登山道
ヘッドライトを着けて、夜の登山道を上ります。
安全第一に考えて一号路を選択
そもそも、6号路は工事中で封鎖されていました。
ヘッドライトの他に、強力な懐中電灯、コンパクト型の非常用ミニライトと、それぞれの予備の電池も持っている万全の状態です。
冬の夜ということで、防寒対策もかなり念入りにしてきました。
雪山並みの装備です。
一号路を歩き始めて30分くらいは下山してくる人が大勢いましたね。
登山装備でヘッドライトを着けている人は2,3人で、それ以外は携帯のライトで一生懸命足元を照らしながら下山していました。服装も私服に近いです。
行きはケーブルカーかリフトで登り、帰りは歩きで登山道を・・・
と思ったら、途中で日が暮れてしまったということでしょうか。
友人同士で観光しながらの下山だと予想よりも時間がかかってしまうので、気を付けましょう。
ま、こんな時間から登り始める私たちも私たちですが・・・
一号路なら比較的安全も夜はまっくら
一号路はかなり整備された登山道なので、夜でも歩きやすいです。
何度も通っているのもありますが、基本的に迷うような分岐も無く、万が一間違えても山頂には着くでしょう。
最初の沢沿いの路で若干滑落注意くらいでしょうか?
しっかりと登山道をライトで照らして歩けば夜でも問題ないです。
ライトが切れると真っ暗
夜の山は少し不気味ですね。
ナイトハイク用なら1000ルーメンくらいはあったほうがいいです。
弱い光だと足元の遠近感がわからないですし、2時間も経つと電池が弱くなり薄暗くなります。
夜と言えばやっぱり夜景
ナイトハイクの醍醐味はやっぱり夜景ですよね。
標高が高くなるにつれ、木々の隙間からきれいな夜景が見えてきます。
八王子駅からスカイツリーまで見えますよ。
冬は空気が澄んでいるので夜景を見るにはいいですね。
そして、金比羅台からケーブルカーの駅あたりでこの絶景ですよ。
すごいです。
望遠カメラで撮影している人もいました。
足場もいいし、撮影にももってこいですね。
綺麗な景色を見たいだけなら、山頂まで行かずとも、ここで十分
というか、山頂よりも景色は見やすいです。
フクロウは・・・いない
しかし、私たちの目的は梟
まだ、声も聞けていません。
フクロウが良く鳴くのは1月後半から3月なので、少し早いのかな?
飲食店が多く、フクロウの餌となるネズミが多そうな山頂を目指します。
山頂は広場にもなっていて、フクロウがネズミを狩りやすそうな点でも期待できます。
山頂到着で山ラーメン
はい
山頂に到着しました。
結局フクロウには会えず・・・
「山と食欲と私」に触発された、棒ラーメンにウィンナーを入れるという山ラーメンを食べて、下山です。
山頂までくると夜景が少し遠い感じ
下山路であの鳴き声が・・・
そして下山路
登りよりも注意が必要で、案の定転びました・・・
ライトの光も弱くなってきており、遠近感がつかみずらいので足場の悪いポイントでは注意して進みましょう。
夜は薬王院には入れず、迂回路を通る必要があり、迂回路を終えて薬王院の下に出た時・・・
「ホー、ホホー」
これは
間違いなくフクロウ
「ホー、ホホー」
「ホー、ホホッホー」
立ち止まり聞いた感じだけでも3羽はいます。
声真似して「ほー、ほほー」と叫ぶと、「ホー、ホホー」とフクロウも返してくれます。
面白い
声の方向は薬王院の敷地内辺りでしょうか?
さすがに、探しに行ける距離でもないので、あきらめましたが、境内付近がフクロウの住処なのかな?
さらに、ガサガサ
という大きな動物の足音も聞こえました。
サイズ的にはイノシシかシカか・・・ハクビシンとかかもしれません。
姿は見えませんでしたが、夜の山は動物達の独壇場ですね。
まとめ
夜の高尾山は人も少なく密を避けてのハイキングにはちょうどいいかもしれませんが、危険も多いです。この日は風もなく暑いくらいでしたが、風が吹くと一気に体温を奪われる可能性もありますし、ライトが故障すれば真っ暗な闇です。
行くならしっかりと準備をしていきましょう。
今度こそはフクロウを見つけたいと思います。
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