車中泊で紀伊半島一周 パンダ・温泉・世界遺産

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車中泊で紀伊半島一周

パンダ・温泉・世界遺産

年末休みに、和歌山県や三重県などがある紀伊半島で車内泊の旅をしてきました。

紀伊半島と言えばパンダ・温泉・世界遺産

紀伊半島には様々な名所や名物がありますが、なんといってもパンダ、温泉、世界遺産ではないでしょうか。

日本一のパンダ飼育数を誇るアドベンチャーワールド、温泉発祥の地とされる湯の峰温泉、さらに世界遺産となっている熊野古道
他にも、半島ならではの海産物、特にクエは有名ですし、南紀白浜は素敵なビーチが拡がります。

観光名所、ドライブに最適な海沿いの道、おいしいグルメ、そしてお風呂が無い車中泊では必須の温泉

紀伊半島は車中泊にはピッタリのエリアなんです。

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紀伊半島一周車中泊の旅

今回は大阪側である紀伊半島の西側から南下し、半島をぐるっと一周して、東側の三重県から抜けるルートをたどっています。東京の高尾の自宅を出発してから7時間で和歌山市に到着

初日の観光は「ポルトマリーナ」で異国情緒を

和歌山市のポルトマリーナ
冬季はイルミネーション「フェスタ・ルーチェ」を開催しています。結構広くて雰囲気は抜群にいいです。すぐそばに温泉があるのもポイント

ただ、私たちが初日に利用した温泉はこちら

湯浅温泉 湯浅城

和歌山市の南にある湯浅温泉

温泉街などはないものの、栖原海岸の近くにある隠れ家的な宿の栖原温泉、露天風呂でホタル観賞ができる二の丸温泉など、複数の温泉があります。

今回は、湯浅城に行きました。

湯浅城は名前の通り、お城の天守閣をそのまま使っためずらしい温泉で、高台にあるお城の利点を生かして眺めも抜群です。残念ながら天守閣という建物のため、露天風呂はないのですが、内湯の窓から除く夜景は絶妙な雰囲気

温泉は硫黄泉で、とろみの有る美肌の湯です。

午前中は宿泊者専用ですが、日帰り入浴は22時までと遅くまでやっているのはありがたいですね。

周辺は果樹園になっていて、目の前の無人販売所でみかんが100円で買えました。
和歌山らしくていいですね。

和歌山県内には結構みかんの無人販売所が多いです。

入浴後は紀勢自動車道を使い、途中の印南SAで初日の車中泊です。

白浜温泉公共浴場 牟婁の湯

車中泊後の朝は朝風呂ですね。

海沿いに紀伊半島を南下していくと、和歌山県の一大観光スポットである白浜があります。白い砂浜のビーチが有名な南紀白浜ですが、温泉も多いです。

なんと公共浴場だけで6つもあります。

今回お邪魔したのは牟婁の湯むろのゆ)

小さいですが、きれいにされています。
なんと日本書紀にも登場するほどの歴史ある温泉

浴槽が二つあり、「行幸湯(みゆきゆ)」と「石辺に廣 湯(まぶゆ)」の2種類の源泉が楽しめます。営業時間も朝7時から22時までと長いのも魅力的
源泉は含硫黄ナトリウム塩化物強塩泉で少ししょっぱかった印象です。

駐車場も少ないですが、ありますよ。

白浜観光は「アドベンチャーワールド」と「とれとれ市場」

白浜と言えば「アドベンチャーワールド」

日本で一番パンダが見られる場所です。

パンダ以外にも、チーターやライオンなどの猛獣やイルカなどの海の生き物も見れます。写真はペンギンの赤ちゃん。かわいい

白浜観光のもう一つの名所「とれとれ市場」

市場って大好きなんですよね。

和歌山の名物と言えば天然の「くえ」
とれとれ市場でも売りにでますが、かなりお高い・・・

世界遺産「熊野古道」へ

白浜からは世界遺産「熊野古道」で有名な「熊野本宮」を目指し山中を進みます。

熊野本宮付近には熊野本宮温泉郷と言われる、三つの温泉があります。

わたらせ温泉 大露天風呂

二日目の夜は熊野本宮温泉郷の一つ渡瀬温泉(わたらせおんせん)に入浴

わたらせ温泉の入り口。
きれいな温泉です。しかも22時までやっています。

温泉は内湯が1つと外湯が5つと、露天風呂がかなり広いです。
温度が違うそれぞれの湯舟を楽しめます。

渡瀬温泉の露天風呂(公式ホームページより)

こちらは川を掘って自分で入る川原温泉
今回は入浴はしていませんが、有名な仙人風呂は温泉街から一部が見えます。冬の間は地元の人が川を掘ってくれて、大きな湯舟を作ってくれているそうです。

有名な仙人風呂(公式ホームページより)

そして二日目は道の駅「奥熊野古道ほんぐう」で車中泊
熊野本宮付近の駐車場にはトイレがある場所も多く、車中泊スポットには困りません。

湯の峰温泉 つぼ湯 共同浴場

渡瀬温泉、川湯温泉と、もう一つの熊野本宮温泉郷である湯の峰温泉

熊野本宮への参拝前に身を清めるために入ったそうで、参拝前に朝風呂に行きました。

複数の温泉宿がある温泉街で、お土産屋さんなんかもあります。いい雰囲気

湯の峰温泉のマップ。結構にぎやかです。

また、神社と湯筒という湯釜があり芋や卵をゆでることができます。
卵を買ったところで、半熟卵の作り方も教えてくれますよ。

お土産やさんには「たまご」の文字が

たまごは3個で120円。芋も売っていますよ。

温泉街の中心地です。左下に移っているのが湯筒と言われる場所

私たちが入ったのは湯筒近くの共同浴場で、源泉を加水して冷ましている一般湯と、源泉はそのままに水中の配管を通して冷ましている薬湯があります。源泉ファンには薬湯がおすすめ

湯の峰温泉共同浴場の脱衣所

また、共同浴場では、1日に7回も湯の色が変化すると言い伝えられており、世界で唯一の世界遺産となっている温泉であるつぼ湯にも入れます。

つぼ湯は川沿いにあり、窓を開けると景色が素晴らしいですが、温泉街を歩く人からも見えるので注意が必要。日本で最初の温泉なので、温泉好きは入るといいでしょう。ただし、交代制なので、待ち時間が長い場合も・・・ 混浴なので、カップルで入っている人も多かったです。

そうそう、温泉の前に卵を茹でておきましょう。

卵を茹でるときは、取り間違いのないように目印をつけておきましょうね。

湯の峰温泉の子育て地蔵で子宝祈願

湯筒の近くにはお地蔵様がいます。

湯筒地蔵という名称ですが、別名「子宝地蔵」と言われています。湯の峰温泉も、「子宝の湯」と言われており、多くの人がこの温泉に入って子宝を授かっているということが説明文にも書かれています。

当然、不妊治療中の私たちは全力でお参りしました。

東京保育士の不妊治療体験記

「熊野本宮大社」へ参詣

温泉に入った後は熊野本宮大社へお参り

湯の峰温泉から熊野本宮までは車で30分程度です。
温泉で身体を清めてから世界遺産にもなっている熊野本宮へ参拝しましょう。

熊野本宮大社はかなり大胆な願いでも叶えてくれる神社として有名ですので、願い事は大きくいきましょう。

熊野本宮大社の参拝方法は独特で、5つの社を順番に参拝していきます。やり方は入り口に書いてあるので、よく覚えてから臨みましょう。

熊野では名物の「めはり寿司」を食べてみましょう。高菜を巻いたおにぎりで普通においしいです。

三重県 きいながしま古里温泉

熊野本宮の後は、和歌山から三重へ北上します。

途中、景勝地である鬼ヶ城を見て、さらに北上
途中にはコケコッコー共和国という卵屋さんが多気町にあり、おいしい卵やスイーツを食べられるのでお勧め

コケコッコー共和国、シュークリームなどの乳製品や卵を売っています。
結構人気のようで、常に人がいました。

近くにある道の駅「紀伊長島」もおすすめで、うつぼのから揚げやサメの串焼き、さばふぐの串焼きなど、珍しい食べ物があります。とくにおすすめがマンボウの串焼きで、鶏肉に近いおいしさでした。さっぱり系ですね。

そこからさらに北上して、向かったのはきいながしま古里温泉

あいにくの雨でしたが、それもあってかお客さんは少なめでゆっくりできました。

夏は近くでキャンプができたりもするようです。

湯治の宿としても利用できるようです。

まとめ

和歌山、三重の観光と合わせても、3日もあれば紀伊半島の旅ができちゃいます。

ルートの都合上、龍神温泉に行けなかったのが心残りですが、そちらは次回行ってみようかと思います。

温泉巡りをするなら、車中泊で入浴しながら回るのがいいかもしれません。
温泉天国である紀伊半島、寒い冬こそ楽しんでみてください。

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